印鑑の始まりは6000年前のメソポタミア
印鑑の起源は古代メソポタミア(現代のシリア)と言われています。
文字のない当時は、円筒形の外周部分に幾何学的な模様や動植物の絵を刻んだものを
粘土板に転がして押したものでした。
この頃の印鑑は、現在のように認証という意味合いよりは
壺や袋の結び目に貼り付けた粘土に押して封をする「封泥」として使われていました。
「封泥」は倉庫などのドアにも施されていたそうですから、
すでに、当時からハンコは社会的に重要な役割を担っていたようです。
その後、印鑑は世界各地に広がり、日本へは中国を経て伝わりました。
次回は日本でのハンコの歴史についてです。